はじめに

 

ベネズエラのマラカイボ湖周辺の50km×50kmの広さの石油地帯の採掘によって地盤沈下が生じ、最大20cm/年にもなった。水準点は1600点あり、1929年以来測量がなされてきた。平均して2年に1回で部分的には、半年に1回である。水準の誤差はである。沈下率は10mmの誤差である。一回の測量で数パーティで3ヶ月かかりUS$で20万かかる。

1986年に幹線と長い路線はGPSで観測することにした。水準と同じ程度の誤差にするにはGPS水準は15mm程度の誤差でよい。テスト観測は1986年と1987年に実施された。受信機はTI4100、トリンブル4000SX、WM101を利用した。