2.水準高と楕円体高

 

正標高(Orthometric heightは水準測量による高さ(Levelled height)に重力よる補正を加えて、決定されるものであるが、ここでは水準高をそのまま正標高とみなして話を進める。GPSで決定されるのは楕円体高(Ellipsoidal heightで、ジオイドの高さ(Geoidal height)をとすると

である。

以下で観測量は水準高の差や楕円体高の差であるとして観測方程式を作るが、この際、上式が基本となる。