測地観測はふつうパラメーターを決めるのに必要な数よりもより多くの数の観測を実施するように行う。 これを
redundant (余分な、過剰な)な観測という。これは平均計算後の網にも影響してきて redundantな観測の数で網の自由度( degree of freedom)か決まる。 網の自由度rは、である。ここで、
観測の数
未知のパラメーター数
である。これは観測の全体の過剰度
r
は網全体または観測全体に対してひとつの数字が決まっているが、個々のまたはグループごとの観測がそれぞれ rにどれだけ寄与しているかは分からない。今観測または観測のグループが i 個あるとする。それで個々のまたはグループごとの観測についての rへの寄与の目安として過剰度数
ここには、平均計算のまえにつけた、個々のまたはグループごとの
番目の観測の重みである。
は、平均計算後に決まってくる観測への補正値の共分散行列
の