1989
年、各国水準原点の統一とその時間変化を求めることを狙ってバルチック海水準(Baltic Sea Level、BSL)計画がスタートした。各国の検潮所をGPSで結合した。第一回キャンペーンは1990年10月15日〜27日、第二回キャンペーンは1993年6月7日〜12日であった。第二回キャンペーンの結果の解析には
Bernese Ver.3.4が利用された。5回のセッションの重みつき平均の座標解とその平均二乗誤差が得られた。この計算に際しては、IGSのITRF93に準拠し、3つのVLBI点を固定している。GPS
観測の誤差式としてσ=
を仮定すると
水平
東西 a=8mm b=1.0×南北 a=3mm b=0.6×
垂直
a=20mm b=0.7×を得る。