(c)航法メッセージ
データの形式は公式文書で発表されている。これは
−直交地心準拠系に立脚番目の衛星の任意時刻の座標
−速度ベクトルの成分
−地球と月による加速度ベクトルの成分
−
GLONASS時刻の補正−暦日その他
を含む。衛星位置は
SGS85(Soviet Geodetic System 1985)によっていたが、後にPZ-90に変更となった。監視システムは
−地上局センターその他からなる。地上局センターはモスクワにある。
−監視局は旧ソ連の領土に限定されていて、汎世界的ではなかった。
時制が少し異なる。
GPSはU.S.Naval ObservatoryのUTC標準による。GLONASSは旧ソ連のUTCによる。その間の差は10マイクロ秒程度である。時制と測地準拠系が異なるので、
GLONASSとGPSとの間の変換パラメーターが必要である。今までに次のような式が知られている。