結論および将来性
DMCA電波は、ビルの谷間での電波受信は困難であり、将来における機器の改良が望まれる。
水準点におけるRTK・GPS標高の観測誤差は、系統誤差を−62cmとすれば、誤差は5cm以内になる。
3、4等三角点におけるRTK・GPS測量成果と公共測量成果の比較 X座標は約30cm小さく、Y座標は約70cm大きくなっている。
標定点におけるRTK・GPS測量成果をGPS網平均成果と比較したとき、ある観測点で異常な差が現れた。異常原因としては、DMCA電波に他デ−タの侵入が考えられ、DMCA使用によるRTK・GPS測量成果を安易に信頼することには問題があり、今後の課題である。
RTK・GPS測量成果をトータルステーション測量成果と比較するとき、その互換性に無理はないと考える。
RTK・GPSシステムの利活用として、今後、次のようなものが考えられる。